国家キャリアコンサルタント実技試験ロープレやりすぎにご注意
国家キャリコン試験の面接試験
国家資格キャリアコンサルタント試験の面接試験は15分のロールプレイになりますが、相談者がどういった相談内容で来るかわからないので、とても不安が募る試験となっています。
相談者の分類?
どういった相談者が現れるかわからないとなると、過去の試験などから、「どんな相談者が来ているか」分類や分析をし、そのパターンによって、ロールプレイの進め方を対応していこうと考えるものです。
その考え方は試験対策としては非常に有効で、情報をしっかりと持っている人に教わることが大切であると言えます。
しかし、実はその分析から対応を考えていく方法には落とし穴があるのです。分類や分析をしすぎるがゆえに、対応パターンを覚え込むことだけに躍起になってしまいがちになるのです。
基本は一緒
BKSワールドは、試験対策はできるものと確信しておりますし、相談者の分類・分析に対して異論はまったくありません。しかし、分類・分析から、対応だけに焦点をあて、そのためにロールプレイをやみくもに繰り返すことには大きく異論を唱えます。
どんな相談者であれ、システマティックアプローチのプロセスに沿った対応が求められております。ロールプレイを繰り返すことでついつい対応策に視点がずれてしまい、骨格であるシステマティックアプローチに沿った面談をおこなうということを忘れてしまったら本末転倒であります。
過ぎたるはなお…
学科試験対策も同じ
学科試験対策もそうですが、やりすぎると、何をやりだすかというと、試験にでない些末なことを穿り返す勉強になりがちです。ある一定の度合いを超えたら、それ以上やっても試験対策としてはむしろ毒になってしまいます。
面接試験のロールプレイ練習も同じです。やりすぎても仕方ありません。基本と出るところ(試験官がみているところ)をしっかりできるように仕上げていくことが大切です。
不安は消えません
試験前になると不安が募って、少しでも時間を割きたいと思いがちです。しかし、どれだけやっても不安は消えないものです。その不安を自分自身で理解しながら、試験会場に行く方がほとんどです。
もちろん、ロープレ練習を重ねることが不安を消す要因ではありますが、ある程度のところで線引きをしないと良い結果には結び付きづらいものです。不安は消えませんが、それでいいのです。そこまで頑張った自分と自分が捧げた時間を信じてみることが良いのではないでしょうか。