資格取得支援サービスを始めた理由

苦労して手にしたものの方が価値がある

フェスティンガー(Festinger, L.)が述べた認知的不協和理論にもありますが、大きな努力を払ったほうが、得られるものに対しての価値が上がるものです。確かにそれはその通りです。その対価を得るためにはらった努力、過程、さまざまな想いもあり、苦労が報われるものです。

しかし、資格に関して言えば、本当にそうなのでしょうか?

そこを見間違えてしまうと資格取得試験に関してはとても大きな回り道をしてしまうのです。

資格は取得後にどう活用するかが大切

苦労して得られるものが、たとえば、優勝や達成感であるならば、確かに苦労したほうがその喜びもひとしおでありましょう。しかし、資格に関して言えば、その資格はゴールではありません。資格はあくまでもスタートであり、それを用いてどうしていくのか、ということが大切ということはみなさんご同意いただけるのではないでしょうか。

BKSワールドが携わっている資格取得支援の対象資格も同じです。資格を取得することのみがゴールではありません。あえて誤解を恐れずにいうのであれば、あくまでも通過点でしかありません。その資格を用いて、ヒトに関わる支援を届けていくためにあるものです。

であるならば、資格取得のために苦労をすることを好んでいるのであれば、それはあなた自身の達成感のためだけではないかと、振り返ることも大切なのではないでしょうか。いらない苦労はしなくても良い。BKSワールドは本当にそうとらえています。

一方楽して心理職に関する資格を取ることを嫌う傾向もある

しかし、心理職に関連してのみなのかもしれませんが、「苦労をしないこと」を嫌う傾向も確かにあります。カウンセラーは地道に苦労し、清貧でなければならない、という考え方です。ここにもBKSワールドは大きな疑問を感じています。これは、苦労知らずして、他者を支援できるわけはないだろう、という考えに基づくものであると推測します。決して派手ではなく、いるかいないかわからないかのような影のような存在で、資格取得もショートカットのような試験対策を嫌う。本当にこれが心理職としての資質にかかわることなのでしょうか。

地道に努力して清貧である方が、良い心理職であり支援者であるということは紛れもない事実であると思います。ここに異論をはさむ余地はありません。しかし、ここに論理学のトリックが入って、『努力して清貧でない方は、良い心理職ではない』という「誤解」が生じています。論理学で言うならば、「清貧である人が良い心理職」という命題が正しいのであれば、そこから導きだされる正しい事柄は、「良い心理職でない人は清貧ではない」ということだけであって、「清貧でないから、良い心理職ではない」という事実は導き出すことはできません。

しかし、どうしても市井の心理職の先達はこの考え方があまり得意ではなく、試験対策(清貧でない人が対価を支払ってやること)に対して非常に否定的であります。しかし、それは必ずしも正しくはありません。もし、あなたが今資格を取りたいと思っていて、資格取得対策に否定的な先輩がいたとしたら…。今すぐに無視してください。

資格取得はヒートアップ中

資格取得は以前より加熱具合にあると言えましょう。名刺代わりの資格取得、というふしもあるでしょう。

私自身、かつては資格取得にあまり興味がありませんでした。しかし、今はちがいます。資格取得がもたらすものは大きく、その過程において、自分自身を見つめ直す機会も得られ、大きな意義を感じています。

その折、もともと、高校・大学受験と試験対策の方法にたけていたこと、そして、中学生の時から家庭教師をしていた経験から、資格取得支援に携わり、ご縁をいただき、BKSワールドとして運営させていただいております。(中学生から本当に近所の子供に勉強を教えていました笑)

長い間、教える機会を持つ中、試験対策には「コツ」があることを体得。なんというのでしょうか、学科試験、筆記試験で涙を飲む生徒さんたちは、決して能力が劣るのではなく、その「コツ」を知らないまま、あえて苦労する道を選んでみたり、試験対策勉強に不向きであると決めてしまっている傾向にありました。

その生徒さんに、ちょっとしたヒントをささやくだけでみな見違えるようになっていきました。向き不向きはありますが、能力がちがうと始めから諦めてしまうのはもったいない話です。

大人の試験対策勉強 サービスを始めた理由

ただ、それは子供の話。大人の試験勉強は子供の頃とは少々状況が異なります。

時間の制約、そして、記憶力の低下など抗えない状況もあって、捧げなければならない労力も大きくなっています。結果として、資格取得を目指しながらも、負担の大きさに心が折れ、傷つく人も少なくありません。その状況に、私は大きな疑問を感じました。「なぜ、そのように傷つくほど苦労をしなければならないのだろうか」と。以前のように、ちょっとした「コツ」をささやくだけでも、その苦労が大きく減るのではないだろうかとも感じました。

そこが、BKSワールドの原点である「最小限の労力で合格を!」という意識が生まれるきっかけです。そして、その上で、心が折れそうなときに寄り添う伴走者であろうと決意いたしました。

ここが、BKSワールドが無駄な教材を提供しない理由です。必要以上のカリキュラムや、知識の押し売りをしないよう、受講者目線の教材をご用意しています。

同様に、カウンセリング・コンサルティング、研修講座においても、必要以上に経費をかけずに、支援を求めている個人、企業の皆さまのニーズに寄り添った、良質な安心をお届けすることを心がけております。

BKSワールドには3つのモットーがあります。

  1. 最小限の労力で合格を!
  2. 学びの地域差をミニマイズ
  3. 変化に柔軟に対応

この3つを常に大切にし、今後もサービスを提供してまいります。それは試験対策支援のみだけではありません。その他のサービスでも同じです。

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