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ANA999 夏の風物詩 ギャラクシーフライト

2016/08/30

飛行機乗りヲタ視点ですっかり夏の風物詩になっているのは、ANAが運航している、ギャラクシーフライトと言えましょう。

なんてことない、羽田那覇のフライトなのですが、時間帯がニクイ設定になっています。

今年で3年目の試みですが、もともと、貨物扱い夜行フライトの一部を廉価でパッセンジャーにも販売を始めたのがきっかけだったようです。さすが、大阪商人はやることがちがいますね。どれくらいお安いかというと同区間を良い時間帯で乗るよりも1万円近くお安いかと思います。これは子育て中のヤングファミリーのバカンスにピッタリ!!

フライトナンバーもこだわって、ギャラクシーエクスプレス999にあやかり、羽田那覇はANA999便、那覇羽田はANA1000便と設定されました。私の年代ですと、ゴダイゴが歌っていた歌ですが、今のひとはエグザイルですからね。食傷気味は否めないLDHですが、やはり、エグザイルですよね(笑)タケカワユキヒデとATSUSHIの対比もおもしろいものです。

さて、この夜行フライト、具体的な運航時間帯は羽田国内線が寝静まる22時55分にANA999便は羽田を飛び立ちます。那覇到着は25時40分です。これはユーザーフレンドリーな表示ですね。プロから言うと、0140+1という表示が国際言語です(笑)

戻りのANA1000便は那覇を3時30分に出発し、羽田はその日の国内線一番のり5時50分到着です。

つまり、飛行機は那覇に約2時間滞在し、折り返しで羽田に戻るのです。

到着時間には公共交通機関は動いていませんが、タクシーも使えるので、工夫はできると思います。

その廉価ぶりが、話題を呼んで値段を第一と考える観光客の注目を浴びる・・・ハズだったのが、思わぬ副産物があったようです。乗りヲタがその効率の良さに目をつけ、愛用することになりました。いわゆる修行で効率の良いフライトとして注目をあびるのです。ちょっと気の毒なギャラクシーフライトです。

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実際、私も去年、今年と乗りました。意味もなくANA999便に乗って、数時間那覇空港の待合室で待ち、そしてまた、乗ってきた飛行機に乗って帰るのです。ただ、帰りはANA1000便という便名になりますが、乗務員は同じ。そして、乗っている人も、「あれ、どこかで見た顔だな。そうだ、行きも一緒だったのだ」ということが少なくありません。


このように、目的地滞在の時間が非常に短い旅程を修行用語で、「タッチ」と呼びます。那覇で2時間タッチ、というような用法ですが、この2時間は、ただひたすら待つ以外ありません。上級会員のオアシスである、空港ラウンジも開いていません。何もやることなく、ただひたすら、待合室の椅子に座って、タッチの時間をやり過ごすのです。

いったい何の意味があるのか、という疑問を禁じ得ないことと思いますが、これこそが修行道であるのではないでしょうか。意味はあるのです。マイルや、上級会員認定ポイントを効率よく貯めることができるフライトなのですから、意味があるどころか、重要な意味があるのです。

結果として、もともと、航空会社がターゲットとしていた、「値段を追及する観光客」と獲得はできたかと思いますが、修行してまでANAのステイタスがほしい熱心な利用者を集めることもできたと思います。まぁ、この修行している利用者が会社にどれくらいの利益をもたらしているのかは、ANAのみぞ知るというところはあるでしょう(笑)

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